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よいお酒って、なんだろう。
いきなり大げさなタイトルから始まりますが、
別に僕が考えたものではなくお酒の首掛けに書いてありました。

このお酒は北海道釧路市の福司(ふくつかさ)酒造の若手醸造
チームが市販酒とは別にコンセプトから新しく考えたお酒です。

福司酒造さんでは今まで問屋ルートのお酒しか造っていなく、
自分たちが本当によいと思える酒を造って、それを専門店で
販売してもらえるよう、会社に掛け合って実現したそうです。

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よいお酒って、なんだろう。

おそらく、この酒の為にチームで何度も話し合ったんでしょう。
ああでもないこうでもないと。もしかしたら喧嘩もしたかも。

以下妄想↓
「おい!そんなんじゃダメだろ!」
「俺たちのやりたい酒はそんなんじゃないだろ!」
「バカヤロー、もっと頑張ろうぜ!」
「なぁ、いいお酒って、なんだろうな?」

くぅ~、アツい!!

という、大喧嘩の末に産まれたお酒です(未確認ですが)

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フルーティ全盛期、しかもこの真夏に山廃です。
しかも燗にしたら美味しいとか言ってます。マジか?

何故そうなったかは本人たちのブログをご覧ください(面白い)

若いということは粗っぽさもありますが可能性もありますね。
彼らの熱い思いがたっぷりと詰まった味がします。

いつの間にか応援する側になってしまいましたが、
僕も若い頃からたくさんの人たちにお世話になってきました。

彼等の願いが必ず叶うほど甘い業界ではありませんが、
出来る限り応援したいと思います。

頑張れフクツカサ!

フクツカサ 山廃仕込み、未完成。 吟風60 720ml 1,820円
フクツカサ 山廃仕込み、未完成。 山田錦50 720ml 2,310円

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# by sakekakui | 2022-07-26 18:53 |
産土物語 其之参『醸造』
新たな銘酒・産土の背景を伝える産土物語、最後は『醸造』について

古代品種・穂増の復活や馬耕栽培などで原点回帰を進めた神田さんが選んだ醸造方法は生酛造りでした。

生酛(きもと)とは、蒸した米と麹と水の乳酸菌の力で造られた酒母を酛とする、昔ながらの醸造法です。

明治後期に速醸酛が開発され、効率化の観点から日本中ほとんどの蔵元から姿を消しました。
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しかし乳酸を添加しないナチュラルな生酛造りこそ産土が目指す『菌や微生物を導き、自然の恩恵で酒を醸す』のに最適な醸造法です。

繊細で大変な作業ですが、試行錯誤の末、ついに柔らかでありながら奥行きがある理想の味わいに到達しました。(↑こう書いちゃうと簡単ですが、そこには大変な苦労が・・)

こうして新たな日本酒の世界を切り拓いた産土が、これから取り組むのが『木桶醸造』です!
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ステンレスタンクの登場とともに姿を消した木桶、現在はごく少数の蔵にしか現存しません。その木桶を使った醸造にチャレンジしています。


木桶の小さな孔や隙間に残る微生物。その微生物の多様性が生み出す新たな味わいが産土の世界とどう調和するのか、楽しみしかありません!

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最後までお読みいただき有難うございました!今後の産土の展開にぜひご期待ください!!(了)

# by sakekakui | 2022-03-25 17:12 |
産土物語 其之弐『米』
注目の新銘酒・産土(うぶすな)の背景を伝える産土物語、今回は『米』について
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原料が米だけの日本酒にとって、米はもっとも重要な素材であり、味わいの本質となるものです。

しかし、仕込む前に「精米」という過程を経るため、遠く離れた産地の米を使って造ることも可能だということが日本酒の特性のひとつです。

蔵元杜氏の神田清隆氏は「自分にしか造れない日本酒は何なのか」を自問し続け、「酒蔵の地元と深く向き合うこと」という答えに辿り着きました。

つまり、「地元に根づく酒米や水、酵母だけを使い、現代の高い酒造技術で最高の日本酒を醸す」というシンプルな答えです。

幸い地元の和水町は、古来から『天下第一の肥後米』と呼ばれる米の名産地でした。神田さんは地元の米だけで造る決意を固めます。
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そして、ただ造るだけでなく、土地に受け継がれてきた農業の叡智を活かし、できるだけ自然に近い農法に回帰することで、生態系と深く結びつくことができると思い至りました。

自然農法を調べる中で、神田さんは、穂増(ほませ)という昔の品種を見つけます。江戸時代にこの地方で盛んに栽培された品種ですが明治初期に消滅していました。

新たな可能性を求め探し続けたところ、奇跡的に40粒の種籾を発見するのです!
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2020年、この穂増を自然農法で栽培する取り組みがスタート。近年、わずかながら穂増で仕込んだ日本酒がリリースされています。

更に神田さんの原点回帰は進み、昨年は遂に『馬耕栽培』がスタートしました!!北海道産の道産子『菊之進』を飼い、馬と共に耕す米作りにチャレンジしています。
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『産土』とはそもそも日本の古語で、「産まれた土地そのもの」という意味があります。産土は『菌や微生物を導き自然の恩恵で酒を醸す』という哲学のもと造られています。


つづく





# by sakekakui | 2022-03-25 16:01 |
産土物語 其之壱『水』
昨年末に発売されてから大きな反響をいただき、瞬く間にスター銘柄となった熊本の銘酒・産土(うぶすな)。
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その革新的な味わいは至るところで絶賛されていますが、今回はその背景についてお伝えします。まずは水について。

日本酒の成分の約80%は水で占められています。産土の柔らかな味わいの秘密はまずその仕込み水にあります。

花の香酒造がある熊本県和水町は、二千年続く稲作文化の地、菊池川の流域で、約9万年前の阿蘇大噴火の火砕流が凝固して形成された土地です。
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岩盤により長い時を経て自然濾過された豊富な岩清水や湧水が、産土にほのかなとろみあるテクスチャーを与えています。

また、この地は江戸時代から『天下の肥後米』と呼ばれた米どころで、最高の酒米と同水域の井戸水で醸す事が『水が合う』というの言葉通りの絶妙な調和を産み出しているのです。
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つづく



# by sakekakui | 2022-03-25 14:35 |
産土(うぶすな)がJ.S.P.で大絶賛!!
皆さん明けましておめでとうございます。新年一回目の投稿は昨年末に配信された動画について書きたいと思います。

配信元はJ.S.P.(ジャパン・サケ・プラットフォーム)という日本酒や本格焼酎の蔵元がつくる団体で、定期的に情報を発信しています。

昨年末の12月30日に産土(うぶすな)を醸す花の香酒造が特集されました。本編はこちら

そもそも参加している蔵元が若手の有力蔵が多く将来の日本酒業界を担う方々ばかりなのですが、今回は特にメンバーが豪華でした。

佐藤祐輔さん(新政)
薄井一樹さん(仙禽)
大西唯克さん(而今)

はい、すごい蔵元さんばかりですね!
(ちなみにどれも当店にはありません。ホントすいません 笑)

その豪華メンバーが産土をティスティングしたコメントが凄かったので文字に起こしてみました。

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「甘味とガス感のバランスが非常に良い」(産土)
「飲んだことがない味、どうなっているんだろう」「これはちょっと凄い!」「再現性がないことに凄い価値がある」(エフェルヴェセント)


今を時めく新政の佐藤さん、素晴らしい評価ですね。ちなみに試飲したのはレギュラーの産土と限定のエフェルヴェセント(スパークリング)の二種類です。

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「まろやかで、柔らかくて、ふわっとして、ふにゃっとしていて、それが良い」「体液に近い味」「柔らかなテクスチャー」「食中でも(食べた後に)だらだらでも良い」「自分のセラーに入れたい」「自然に体に入ってくるネイチャーな味」(産土)
「初めて飲んだ味」「めちゃくちゃ美味い」「人類が今まで口にしたことのない日本酒の味」「とにかくこれは飲まなきゃ損だ」「産土がこれから世の中に広まっていく中でファーストビンテージとしてアーカイブされるべき一本」(エフェルヴェセント)

こちらも絶賛。カタカナ多めなところが仙禽さんらしい笑

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「きれいなバナナ系の香りなのに味わいが複雑、香りと味わいの差に驚く」「芸術的な味わい」「久しぶりに嫉妬する」「ここ数年で最も注目すべき蔵元」(産土)
「奇跡の一本」(エフェルヴェセント)

極めつきは而今の大西さん。「嫉妬する」って最高の誉め言葉ですね。

産土(うぶすな)は昨年末に発売してから殆ど宣伝もしていないのに、あり得ないほどの反響をいただいています。今回このメンバーにこれだけ絶賛されるとこの先どうなってしまうのか・・

とりあえず皆さん、今のうちに飲んでおいてください!

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最後に蔵元杜氏の神田さん貼っておきます。この爽やかな外見に騙されてはいけません。この人、とんでもない男ですからね。笑

産土山田錦はまだ在庫があります。次回の搾りは2月なので一旦欠品すると思います。お早めに→こちら

「奇跡の一本」エフェルヴェセントは1月11日発売予定です。ご予約承ります→こちら




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# by sakekakui | 2022-01-05 18:11 |




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